CHAOSMOS
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横浜美術館 子どものアトリエ企画[手でみる展覧会5]
不思議を触ろう<カオスモス>冨岡雅寛展

 
 
  2005年3月6日〜3月20日
(横浜・横浜美術館アートギャラリー)


倉嶋正彦視而不見シリーズCHAOSMOS/冨岡雅寛編 Realtime video installation
CHAOSMOS+米本電音研究所/米本実  Chaosmos Ripples Machine+YONEMOTO Photosensor Circuit

 

オープニング アクト
[CHAOSMOS WAVE MACHINE PARTY Vol.3]
 
クロージング アクト
[CHAOSMOS LIVE Vol.4]
   
   

冨岡雅寛 ごあいさつ

[手でみる展覧会]は、今回が5回目で、その趣旨は、作品に触れることで理解を深めると共に、触れる事の練習、さらに触れる事により作家の創造行為を理解する事を目的とする旨を、三ツ山一志さん(子どものアトリエ)より伺いました。

三ツ山さんから、お話を頂いた時は、子どもを対象とした企画展という内容でしたので、「何か子供向けに、一工夫が必要なのかな?」と思いましたが、三ツ山さんから、「そのような必要は全く無く、通常のカオスモス展・パフォーマンスを!」ということでした。

美術館での個展という(科学ではない)観点で、コラボレーションを含め、14点の展示とパフォーマンス2セットをプランしました。

期間中の来場者数は3980人でした。同時期に美術館では[マルセル・デュシャンと20世紀美術]の展示があり、現代美術に精通された方々が[カオスモス展]会場にも多く訪れていただきました。そのような方々とお話をする機会も多く、「鑑賞の対象は、生の自然現象であり、作家の観念・イメージなどの[表現]は皆無である事、鑑賞者が体験する自然現象は、鑑賞者自らが作り出さなくてはならない展示であり、個の表現に価値を見出す、近代的な美術観からすると最低の展示かしら?」と、半ば本当の冗談を言うと、大いに受けました。

小さなお子さんも沢山来てくれました。[カオスモス展]を観に来たのが、美術館初体験という、年少の女の子がいました。彼女が液面に向ける瞳と、一緒に覗き込む[デュシャン展]を観てきたという年配の方の瞳は同じ輝きをしていました。

展示に際しては、三ツ山さんをはじめ、[子どものアトリエ]の優秀なスタッフの皆さんに、多大なご協力を頂きました。また、素晴らしいインタープレターを演じてくれた友人達、熱演して頂きましたパフォーマーの方々。皆様に感謝します。ありがとうございました。

会場風景
 
   
 


会場入り口

入り口右側はおなじみのChaosmos Acoustics Wave Machine

入り口左がわに、Chaosmos Magnetic Machine5を設置。今回の新作マシンです。

 

もち手のチェーンを引いて移動させると、四方に伸びたバーが不規則に回転します。

広い会場内に、カオスモスマシンが14点配置されました。

写真手前のマシンChaosmos Drawing Machine-2[Version2]は今回発表の新作です。円盤の不規則な動きが、サインペンにより不規則な曲線を描きだします。 一日一枚紙を使用し、線で真っ黒に埋まった紙が壁にかけられました。

 

園児が大勢来場した日がありました。みんなめいめいに遊んでいます。

 

手前の男の子がさわっているのがChaosmos Magnetic Double pendulum Machineです。こちらも今回の新作です。天井からワイヤーで吊り下げられた2重振り子が磁石の力とあいまって、複雑な動きをします。

会場奥からの写真。

写真手前:振り子がざわめかせる金属球の音を聴診器で聞くChaosmos Magnetic Acoustics Machine
中央奥:Chaosmos Turbulent Flow Machine 6。今回はいくつかのバチが用意されました。
右:Turbulent Flow Machine 12[version.2] を設置。

下は、入り口付近に設置された、新作のChaosmos Caused Flow Machine
さまざまな形のプレートがつけかえ可能。プレートの形によって明確な流れが現れます。

 

2つのコラボレーション展示

 

 

 

会場の一番奥、ひときわ暗い一角にコラボレーション作品2点を設置。

写真手前、スクリーンにChaosmos Turbulent Flow Machine 2-3Chaosmos Turbulent Flow Machine 1の動きが重ねて投影される。「倉嶋正彦視而不見シリーズCHAOSMOS/冨岡雅寛編 Realtime video installation」

写真奥の壁に波紋を投影している作品は、米本実氏とのコラボレーション。「CHAOSMOS+米本電音研究所/米本実  Chaosmos Ripples Machine+YONEMOTO Photosensor Circuit」。Chaosmos Ripples Machineが投影する光のゆらめきを拾って音に変換する。写真左が、米本氏が仕込んだ回路。

 

 

CHAOSMOS+倉嶋正彦とCHAOSMOS+米本実が同じ会場に展示されるのは、今回が初めてであった。それぞれ、他の機会に展示され、好評だったセットが、同じ場所に展示される事で、それぞれのアプローチが、一層鮮明になりました。

 

屋外展示

 
 

会場外のプールには、Turbulent Flow Moire Machine [version.2] (新作)を設置。水を注ぐと、モアレ模様が浮き出ます。

会場外のポルティコ(前廊)にChaosmos Wave Machine Xを設置。展示初日には、別所るみ子氏、米本 実氏、原田 淳氏によるパフォーマンスも行われました。

  

 

のびのびと波打つX(エックス)。

 

展示作品
 
               

Turbulent Flow
Moire Machine
[version.2]

(t28)
 
Chaosmos
Caused Flow
Machine

(t27)
 
Turbulent Flow Machine 12[version.2]

(t29)
 
Chaosmos Ripples Machine

(t25)
               
 
Chaosmos Turbulent Flow Machine 2-3

t17)
 
Chaosmos Turbulent Flow Machine 1

(t01)
 
Chaosmos Turbulent Flow Machine 6

(t07)
 
Chaosmos Acoustics Wave Machine

(w11)
               
 
Chaosmos Wave Machine X

(w10)
 
Chaosmos Magnetic Acoustics Machine

(m17)
 
Chaosmos Magnetic Double pendulum Machine

(m23)
 
Chaosmos Drawing Machine-2[Version2]

(m24)
               
 
Chaosmos Magnetic Machine5

(m25)
 
Chaosmos Turbulent Flow Machine 10

(t15)
       
               
載せきれなかったベストショット
 
 

□倉嶋正彦視而不見シリーズCHAOSMOS/冨岡雅寛編
Realtime video installation

□CHAOSMOS+米本電音研究所/米本実
Chaosmos Ripples Machine+YONEMOTO Photosensor Circuit

 

 

 

オープニング アクト [パフォーマンス/CHAOSMOS WAVE MACHINE PARTY Vol.3]
 
 

宮田徹也氏による感想はこちら

Dance Performance :
別所 るみ子

Live Electronics Performance :
米本 実

Sound Performance :
原田 淳

 

  

 

  

 

  

クロージング アクト  [パフォーマンス/CHAOSMOS LIVE Vol.4]
 
 

Sound & Operation Performance : 原田 淳
Live Electronics Performance: 米本 実
Live Video Shoot&Projection: 倉嶋 正彦

 

 

 

 

  

  

 

   
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